川内川の危険を学ぶ!防災ゲームに挑戦
ここからはプレゼンテーションに挑戦した子ども達の発表をレポートいたします。
小学4年生部門優秀賞作品「もしもの時はどうするの?カッパさんを助けよう!ゲーム」

続いては小学4年生 神崎 正士朗さん。作品名は「もしもの時はどうするの?カッパさんを助けよう!ゲーム」です。
川の安全を守りたい!
4年生の神崎せいしろうさんは、家の近くを流れる大きな川「川内川」が大好き。
しかし、普段はきれいな川でも、大雨が降ると危険な川に変わってしまいます。
「好きな場所だからこそ、川内川の危険をみんなに知ってもらいたい!」という思いから、この作品を作りました。
主人公は「カッパさん」!

川内川には「カッパさん」がいるという伝説があるため、ゲームの主人公に「カッパさん」を採用。
途中でクローンを使って大雨を降らせたり、水位が上がるとサイレンが鳴る仕組みを作りました。
また、学校の着衣水泳で学んだ「ペットボトル浮き輪で人を助ける」方法を取り入れ、おぼれているカッパさんを助けることができます。
みんなで学べる防災ゲーム
特に苦労したのは、ペットボトルを実際に投げる動きを再現すること。
ロープの線を表現し、重力の数値を何度も調整してプログラムを作り上げました。
また、ペットボトルがカッパさんに届かなくても何度も投げられるように改良。
さらに、小さな子どもでも遊べるように、タップ操作だけでゲームをプレイできるよう工夫しました。
アプリのように直感的に操作できるので、誰でも簡単に遊びながら学べる仕組みになっています。
クラスのみんなにもプレイしてもらい、川の危険について学べる〇×クイズも用意。
川遊びの楽しさだけでなく、危険を理解することの大切さも伝えました。
「僕は、大きくて気持ちのいい川内川が大好き。でも、大好きな川で悲しい事故が起きてほしくない。このアプリを通じて、川内川の危険を知ってもらい、安全に楽しめる未来につなげていきたい!」と神崎さんは語っていました。



審査員の上籠さまからは、ゲームをしていてひやっとする場面がありました。実は私も小さいころ、川でおぼれたことがあります。こういうゲームがあれば、小さいうちに危険を学べるので、とてもいいと思いました。このゲームをもっと発展させるなら、どんな風にバージョンアップしますか?と聞かれると、
「洪水が起きたときに、どこまで水が来るかをマップで表現したい!」とアイデアを語ってくれました。
また、宮内さまからは、もし水難事故に遭遇したら、どう対応すればいいのかをゲームを通じて学べる素晴らしい作品だと思いました。水難事故では、おぼれている人だけでなく、助けに行った人が二次災害に巻き込まれることが多いです。このアプリが広まれば、一人でも多くの命が救えるかもしれませんね。と感想をいただきました。
その他の審査員の皆さまからのコメントです
- 堂々とした発表でした。難しいプログラムもよく考えていたと思います。
- ゲームを作った動機がすばらしいですね!川内川への想いが伝わりました。
- プログラムをしっかりつくりこんでいると思いました。カッパさんがこれからももっと活躍してくれることを期待しています。
- スライドの切り替えを自分でやるなど発表が上手でした。タップのみでゲームができるのはユーザー視点でGood!です。
- 雨や増水のようすがよく表現されていました。事故は怖いものですが、それを防ぐための方法をわかりやすいく紹介していてすばらしいです。
- 自分の好きな川内川の危険なところをみんなに伝える気持ちがよく伝わりました。
- 「川内川」推しの気持ちが伝わるプレゼンでした。自分の興味をプログラムで実現している点が素晴らしいです。
- 身近な題材をプログラミングにするという発想がすばらしいですね!学校の学習の教材としても使えそうな作品です。
- 危険を知ってもらうゲームでペットボトルを投げるときロープまで再現されてたり、〇×クイズで学習できるのも良いですね!
- 堂々とした発表でした。難しいプログラムの制御もよく考えられていました。
- テーマが素晴らしい!おぼれた人をみつけたときにどうすればよいかを教えてくれるいいアプリです。学校の教材にも使えますね!
- 堂々としたプレゼンが素晴らしい!話し方のメリハリもあって聞きやすかった!
- 身近な川内川と授業で学んだペットボトルをアイディアに盛り込んだ点がよかった!利用者のことを考えたところが素晴らしいです
これからも、川の安全を守るために、さらに素敵な作品を作っていってほしいですね!