知事選挙をゲームで体験!『かごんま知事選挙』

ここからはプレゼンテーションに挑戦した子ども達の発表をレポートいたします。

審査員特別賞「かごんま知事選挙」

立候補者になりきったプレゼン!

吉田りおさんは、まるで本物の選挙演説のようなスタイルで、ユーモアたっぷりにプレゼンを行いました。

「審査員特別賞という栄誉を賜りました『かごんま知事選挙』と、その作者、吉田りおでございます!」

2024年が選挙イヤーであることに着目し、選挙をテーマにした対戦型ゲームを制作。

「かごんまの特産品である黒牛、黒豚、黒さつま鶏の3候補が、かごんまの知事を目指し、激しい選挙戦を繰り広げます!」

スプラトゥーンのように陣地を塗りつぶすシステムから発想を得ましたが、作るうちに「有権者に思いを伝え、共感を得ることが選挙の本質」と気づき、候補者が吹き出しで演説し、支持を集めるゲームへと進化させました。

ゲームの工夫

候補者の個性を活かし、黒牛候補は声が大きいが移動速度が遅く、黒さつま鶏候補は声が小さい代わりに素早く動ける仕様にしたそうです。
黒豚候補はその中間のバランスを持たせています。

また、選挙ならではの要素を取り入れ、画面を走り抜ける選挙カーや、演説の広がりを再現した「必殺技」を実装しました。

さらに、自動で動く応援者を引き連れることでチーム対戦の要素を加え、喉が枯れると声が出なくなる制限を設けることで、より戦略的なゲーム性を高めました。

また、ゲームを通じて選挙を学べるように、県知事の役割や歴代知事の情報も盛り込みました。

「昨年11月の鹿児島市長選挙の投票率は27%。選挙への関心を高めるきっかけになればと思います!」

審査員の柿内さまからは、楽しいプレゼンでした!私も県の職員ですが、吉田くんの知識には驚かされました。『選挙は陣取り合戦』という視点は本質をついていますね!

ぜひ、被選挙権を得たら立候補してください!

その他の審査員の皆さまからのコメントです

  • ユニークな題材をゲームに落とし込む方法が面白かったです。プレゼンもすばらしかったです。
  • とてもユニークで楽しくなるプレゼンでした。有権者もキャラクター化しているところが選挙の主役が誰かをよくわかっていると思いました。
  • グッと引き込まれる話し方で素晴らしかった!単純なゲームではなく、しっかりと考えさせられるものでした。
  • 選挙の演説風の発表が面白いですね!作品も作りこまれていてとても感心しました!選挙というものをうまく表現できています。
  • ゲームと知事選挙を結び付けたところが面白い!将来は県知事になってほしいです♪
  • プレゼンは一番面白く、楽しかったです!各きゃらくに特徴を持たせていてすばらしいでした!
  • プレゼンが素晴らしかった!発想がとてもユニークですし、今の若者の政治ばなれが問題視されている中で、本当に面白くて知事選に興味をもってもらえる作品です
  • ユニークな題材をゲームの仕組みにうまく落とし込んでいるなと思いました!
  • 想いの伝わる素晴らしいプレゼンでした。鹿児島にゆかりのあるキャラクターが立候補し陣取りをするというゲーム性もあってとても面白いです。
  • 発表と作品の世界観がすごかったです。内容にも熱がこもっていたこと、大人へのメッセージとしても深く意味がある作品だったと思います。
  • 将来が楽しみです!
  • 元気があり発表にもこだわりがあってよかった!候補者の特性を創ったり楽しくするための工夫があって素晴らしかったです。

『かごんま知事選挙』は、楽しく遊びながら選挙の仕組みを学べる作品。
このゲームを通じて、鹿児島の政治に注目を集めたい!選挙の大切さを伝えた吉田さんのプレゼンは、多くの人に強い印象を残しました。