お店を助ける「みんなの味方!未来の模型屋カッパさんロボ」

ここからはプレゼンテーションに挑戦した子ども達の発表をレポートいたします。

審査員特別賞作品「みんなの味方!未来の模型屋カッパさんロボ」

続いては、小学5年生 カッパさんロボ研究所の神崎正士郎さんと中島遥海さん。作品名は「みんなの味方!未来の模型屋カッパさんロボ」です。
ScratchとEV3ロボットを使った、デジタルと本物のロボットを組み合わせた作品です。

おばあちゃんの模型屋さんを助けたい!

この作品を作ろうと思ったきっかけは、正士郎さんのおばあちゃんが模型屋さんをしていることでした。
入荷の日は荷物がたくさん届き、お客さんも多くてとても大変。 そこで二人は、おばあちゃんに直接話を聞きました。

分かった困りごとは、2つ。
・入荷の荷物が多くて運ぶのが大変
・忙しい時間は接客ができない

この問題を解決するために考えたのが、2つの機能をもつ「カッパさんロボ」です。

2つのお助け機能とは?

①スキャナー機能で自動で棚へ
カッパさんロボが入荷した商品をスキャンして、自動で棚に運びます。制限時間内に商品を棚に並べることができたら成功です。

②接客ロボット機能
来店したお客さんに合わせて、カッパさんロボが商品案内をしてくれます。特定のお客さんには特別な操作が必要だったり、ゲームとしての面白さもたくさん工夫されていました。

EV3ロボットも試作中!

この作品はスクラッチの中だけでは終わりません。実際にEV3ロボットで試作もしています。

色のレーンを見分けて荷物を運ぶプログラムに挑戦しました。しかし、ここが一番の苦労ポイント。
特に緑色のテープは調整が難しく、外の光や時間帯によってセンサーの数値が変わってしまうそう。
「何度も試行錯誤を重ね、少しずつ理想の動きに近づけています!」と、力強く語ってくれました。

審査員の茶屋さまからは、「おばあちゃんにしっかり話を聞いたからこそ、ストーリーが伝わる発表でした」、「アニメーションや細かい作り込みにセンスを感じます。AIにはまねできない部分ですね」と高い評価が送られました。
また、幼い頃にこの模型屋さんに通っていたという濱田さまからは、「接客ロボの仕組みは、営業のロールプレイにも使えそうですね」と、ビジネスにも活かせるアイデアだと絶賛の声が上がりました。

その他の審査員の皆さまからのコメントです

  • 2人のチームプレイと、カッパさんロボのキャラクターが素敵でした!
  • おばあちゃんへの想いから、ロボットを頑張って作ったことが伝わってきました。
  • 元気のよい、素晴らしい発表でした。身近な人のために何かしたい、という考えに感動しました。
  • お店の課題の解決策を、プログラミングで実現しようという姿勢が素晴らしいですね。
  • フィジカルプログラミングは難しいですが、実現できているところがさすがです!
  • 身近な人の「大変だ」を何とかしてあげたいという気持ちが、作品をより良くしていると感じました。
  • ゲームでは棚卸を経験でき、ロボでは実際に「模型を運ぶ」ことに挑戦している点が素晴らしい。
  • 色テープでラインを切り替えるアイディアがすごいです。
  • 元気なプレゼンで分かり易かったです。想いが企画になっているのがGood!
  • 身近な人を助けたいという思いから、インタビューして作るものを考えるアプローチが素晴らしい。
  • 「なんの役に立つのか?」という解決の意識が素晴らしい!プログラミングで一番大切だと思います。
  • 実務での困りごとを解決するため、搬送ロボットを現実に創作したことはとても素晴らしいです!
  • EV3ロボットの試作の改良は難しかったと思います。素晴らしいです。
  • プラモデルっぽい見た目の工夫が面白かった。お店で使えるシステムを目指して作りこむ姿勢が良い。


完成した作品をおばあちゃんに見せたところ、「本当にお店にあったら助かるね」と笑顔で言ってもらえたそうです♪
その言葉を原動力に改良を続ける2人の姿が、とても印象に残る素敵なプレゼンテーションでした。