1000年前の文化を現代につなぐゲーム「平安雅あそび」

ここからはプレゼンテーションに挑戦した子ども達の発表をレポートいたします。

小学6年生部門優秀賞作品「平安雅あそび」

続いては、小学6年生 富田 純白さん。作品名は「平安雅あそび」です。

「平安時代」をもっと身近に感じてほしい

「“春はあけぼの”って聞いたことがありますか?」
清少納言の『枕草子』の有名な書き出しです。
でもこれを今風にすると…

「春は朝がマジ映える~!」

難しく感じる古典を、言い方を変えて、ぐっと身近に表現した富田さん。
そんな富田さんですが、6年生で歴史を学び始めたときは、「ちょっと難しい」と感じたそうです。でも、十二単(じゅうにひとえ)の美しさや、蹴鞠(けまり)の優雅な雰囲気を知って、「この世界をもっと身近にしたい!」と思ったそう。そこで作ったのが、1000年前と現代をつなぐ「平安雅あそび」です。

雅(みやび)な世界をゲームで楽しむ

このゲームには、3つの遊びが入っています。

①へん継ぎ遊び
上にある“へん”のカードと、下にある“つくり”のカードを組み合わせて、漢字を作ります。
正解すると、気持ちいい効果音が♪
何度も挑戦したくなる、楽しい学びのゲームです。

②みんなで蹴鞠(けまり)
平安時代のボール遊びを、協力型ゲームにしました。勝ち負けなく、 みんなボールを落とさないことが目標です。
協力することの大切さが自然と学べます。

③和歌のギャル語変換
難しい和歌を、今の言葉やギャル語に変換!
ギャル語はお母さんやAIにも相談しながら工夫しました。

クラスのみんなの反応は…

実際にクラスで遊んでもらったところ、たくさんの感想をもらった富田さん。
・歴史って面白い!
・蹴鞠(けまり)は協力プレーが必要なんだね
・和歌の意味が分かってキュンとした!
特に、歴史が苦手だった友だちが「平安って楽しそう」と言ってくれたことが、一番うれしかったそうです。

文化を未来へ

プレゼンの最後に、富田さんがこの作品に込めた想いを語ってくれました。

協力する心も、美しい言葉も、昔から受け継がれてきた大切な日本の文化です。
古典もギャル語も、どちらも今の日本をつくる言葉。ゲームを通して、楽しみながら文化を知り、未来につなげていきたい。

そう力強く発表する姿は、とても頼もしく感じられました。
審査員の方からは、「堂々としたプレゼンで素晴らしい!」「3つのアプリそれぞれの完成度がとても高いです」「純粋に遊んでいて楽しい」という、たくさんの嬉しい言葉をいただきました。

その他の審査員の皆さまからのコメントです

  • 平安×ギャル語のインパクトが面白い。和歌を学びたくなりました。
  • ジェスチャーなどを交えたプレゼンが素晴らしかったです。
  • 学びを楽しくする工夫にあふれていて、「伝える」ことを意識したプレゼンもよかったです。
  • 平安時代の和歌を現代のプログラミングを通して結ぶというアイディアが素晴らしいです。
  • 技術力が高く、このまま製品化できそうなクオリティでした。
  • 好き(推し)の世界観が上手に表現され、プレーヤーにも伝わる(好きになる)。
  • 「平安が好き」が伝わってきました!
  • 企画が面白い、ギャル語に変換しようと思った発想がとても良い。純粋に楽しいゲームでした。
  • 発表スキルが断トツ!和歌のギャル語変換は学校の子どもたちに触ってもらえば国語力が上がりそう。
  • ジェスチャーを交え堂々と発表している姿が印象的でした。
  • 技術、作りこみ、テーマ選定が抜きんでていた。
  • テーマが学びにつながり、平安時代を楽しく学べるゲームになっていてとてもよかったです。
  • 時代を超えて想像力を働かせることのできる面白い内容ですね!
  • 完成度が高かった!プログラミング作品を作ることを考えながら授業を受けているのでは?


自分の「好き」を力に変えた、すてきな作品でした。これからも、その気持ちを大切にしながら、楽しいアプリを作り続けてほしいですね。