【プラチナスポンサーインタビュー記事】GMOペパボ様
「鹿児島から世界へ向けて、表現しよう」
GMOペパボ株式会社 エンジニアリングリード 吉本 康貴氏

「誰に、何を届けるのか」―吉本氏が見つめる、子どもたちのアウトプット
私たちGMOペパボは「人類のアウトプットを増やす」をミッションに、インターネットで表現する人や企業を支援するサービスを提供しています。「ロリポップ!」「ムームードメイン」、ものづくりの場として「SUZURI」「minne」など、表現の入り口を増やすことに向き合ってきました。だからこそ、コンテストの審査でも技術だけではなく、「誰に何を届けるのか」を大切にしています。届けた先で相手がどんな顔になるのか。そこまで想像できている作品は強い。画面の向こうの“相手”を思い浮かべられることは、表現であり、思いやりであり、伝える力そのものだと思います。
「畑違いの転身」でも、出発点は“現場の改善”
GMOペパボの鹿児島オフィスは2019年に開設され、私は2020年に入社しました。大学卒業後は介護施設で理学療法士として働いていましたが、経営にも関わる中で、Excelやデータベースを使って業務改善を進めていました。そのときに「プログラミングって楽しい」と気づいたんです。転職を考えたとき、Webアプリケーションを作る仕事に惹かれ、独学を始めたのが出発点です。熊本から鹿児島大学に進学した私にとって、鹿児島は“第二の故郷”。ここでプログラマーとして働けていることを誇りに思っています。
「動くとき」がいちばん楽しい。声が届く瞬間はもっと嬉しい
子どもの頃の夢はゲームクリエイター。作るのは難しくて、何度も挫折しましたが、それでも“作ること”が好きでした。今もいちばん楽しいのは、自分が考えて手を動かしたものが、狙いどおりに“動く”瞬間です。さらにリリース後、ユーザーさんから「楽しい」「助かった」と声をもらえたときは、動いた瞬間以上に嬉しい。誰かの生活や表現に届いた、と実感します。

「失敗とは考えていない」――前提を疑って、また動く
ものづくりは、うまくいかないことばかり。でも私は、それを「失敗」とは考えていません。うまくいかないときほど、前提から疑ってみる。今やっていることは正しいのか、本当に必要なのか。そのうえで行動を止めない。分からないことがあるなら学び、作り続ける。圧倒的に手を動かすことが、結局いちばんの近道なのです。
「誰でも作れる時代」だからこそ、“自分で動かした”を取り戻す
生成AIの登場で、子どもたちの学習環境は劇的に変わりました。コーチや師匠のように教えてくれる存在が身近にいて、挑戦のハードルは確実に下がったと思います。一方で、難しさを乗り越えて「自分で動かした」という達成感は、得づらくなる面もある。だからこそ最後は、自分の“やりたい”を起点に、自分の手で確かめる体験を大事にしてほしい。思い立った瞬間に動いて、自分の表現を始めてみる。そこから世界が広がっていくと思います。
「鹿児島でもできること」を見つけて、表現していこう
エンジニアといえば、東京、もっと言えばアメリカ西海岸で働くのが最前線、という考え方もあるでしょう。でも、インターネットとAIがここまで普及した今、選択肢はそれだけではないと思っています。鹿児島ではできないこともある。でも鹿児島だからこそできることもある。気になること、好きなこと、得意なことを育てて、鹿児島から世界に向けて表現していける。私はそう信じています。
「挑戦の価値が拾われる場所」
――この舞台が、次の一歩になる
このコンテストは、子どもたちが“好き”を起点に、企画し、作り、伝える場所です。「企画力」「表現力」「技術力」「伝える力」という複数の視点で見るからこそ、ただ上手いだけではない、挑戦することの価値があります。毎年、作品やプレゼンに元気や勇気をもらっています。鳥肌が立って、涙が出そうになることもあります。皆さんの作品や思いに出会えるのが本当に楽しみで、毎年参加しています。私自身も一緒に楽しみながら、子どもたちのアウトプットが次の挑戦につながるよう、背中を押せたらと思っています。

ブース紹介


GMOペパボのブースでは、配信者向けサポートサービス「Alive Studio」を紹介しました。担当の寳來さんは「子どもたちにも楽しんでもらいたい」と話し、VTuberなどの配信活動を支える仕組みを体験できる形で用意しました。当日は子どもたちや保護者が次々に体験し、「こうやって配信しているんだね」「キャラクターや背景がかわいい」といった声が上がっていました。鹿児島オフィス立ち上げ期にUターンで入社した寳來さん。地元で充実した仕事ができていることに喜びを感じており、「提供したサービスが実際に使われて、“便利になったよ”という声をいただけたときが一番です!」と、笑顔で語ってくれました。
(記事撮影:泊亜希子)
